デイトレーダー 2005 6 2
日足チャートで判断する個人投資家は、
下の図の日足チャートを見れば、
「よい株を買った。楽勝である」と考えるかもしれません。
しかし、分足チャートで判断するデイトレーダーにとっては、
楽勝ではないそうです。
Aの日足を、分足チャートに分解してみると、
下の図の分足チャートになるのです。
これでは、1の時点で、ストップ高になると、あわてて買っても、
その後、2の時点まで急落していますので、損切りをしたかもしれません。
しかし、3の時点で、またストップ高になりそうなので、あわてて買ったら、
また、4の時点まで急落していますので、また損切りをしたかもしれません。
もう、この株は、うんざりだと、あきらめていたところ、
9の時点でストップ高になっていたので、買い注文を出したら、約定した。
どうして、こうなるか。
これは、日経平均株価を見ながら、売買しているから、こうなってしまうのです。
こういう日は、日経平均株価が乱高下しているのです。
(乱高下しているといっても、グラフの目盛を見れば、50円程度です)。
上記のような売買は、証券会社が儲かるだけです。
定額制の証券会社では、コンピュータが悲鳴をあげているでしょう。
このように、日経平均株価を見ながら売買するから、不必要な売買が増えてしまうのです。
個別株を、日経平均株価に連動させるのは、無意味なことです。
東証一部のハイテク銘柄ならばともかく、
新興市場の銘柄では、こうしたことは、全く無意味なことです。